huzai’s blog

「ぼっちの生存戦略」とか「オタクの深化」とかそういうことについて考えています。

感想

異世界スマホはネット小説の集大成

「いや、若いのはいいと思う。若者は馬鹿だが、だれもそれを馬鹿にはできない。だれもがかつて一度は馬鹿だったわけだからな」 ―ライトジーンの遺産 話題になっていたので11話だけ見てみましたが、 モバゲーからなろう、にじふぁん、ハーメルンにアルカディ…

未来に向かう物語/打ち上げ花火、横から見るか?上から見るか?

――その思い出があれば、生きていけると思ったから。以下、感想・・・・・・? というよりも、こうだったらいいな、って。 なずな 彼女はまるで花火のように描かれる。 一夜で終わること、時折引き込まれる魅力を放つこと、レールの上にいること等。 だからこそ、彼…

【感想】魔法少女育成計画

魔法少女育成計画無価値なものはあっても、無意味なものはない・・・・・・はずだったのだけれど、 蓋を開けて全てを並べてみてみるとその内のほとんどは無価値で無意味なものだった。 ソーシャルゲームと同じで行為そのものを目的としているようなそんな作品。本…

【感想】魔法少女育成計画 2話 マジカルキャンディーを集めよう!

魔法少女育成計画清く正しく美しい魔法少女であるためには、 他の魔法少女を蹴落とさなくてはならない。 でも、そんなものが本当に魔法少女・・・・・・なのかな? ■概要 ファヴからこの街に増えすぎた魔法少女を半分にするために、 毎週一番マジカルキャンディー…

【感想】魔法少女育成計画 1話 夢と魔法の世界へようこそ!

魔法少女育成計画少女らしい幻想的な夢に包まれた魔法少女達の物語。 きゅうべぇみたいなハム太郎が出てくるところから物語は始まり、 少女たちが運命の螺旋に巻き込まれる様を描いていくような気がしている。 ■概要 魔法少女の目撃情報と共に広がる「魔法少…

けものフレンズについての雑感/備忘録

なんとはなしに語ることが憚られるコンテンツといえば……けものフレンズだろう。 ある新聞でも取り上げられたりした辺り、ある程度の「社会現象」なるものを引き起こしたのだが、 そのことについてとりたてて語ったりすることは、語ったりする人は少なかった…

今更"君の名は"を観た感想

随分と時間が経ったのだからぽっぴんQぐらいの人の入りだろうとか、 SAOが映画化したのだからこんな作品みるやつもういないだろうとか、 そんな甘い考えを持って昨年から遠ざけていた"君の名は"を観てきた。結論から言ってしまえば、 こんな時期にも関わらず…

ドロップフレーム 4巻  辿りついた先はBadEnd

"This story is not an end yet. Because only you are in the infinity loop."

夏めろ/水上秋 少女の少女性は未成熟にある。

ACACIA SOFTから発売されたエロゲー。 ―忘れないで。 空がこんなに綺麗だったこと。 エモーショナルなキャッチコピーに対して、 取扱説明書の The エロゲー感が抜けきらない感じが エロゲー初心者である私の心に突き刺さる。 マブラヴとは異なった、真にエロ…

planetarian/ほしのゆめみの物語/死は救済/感想

この作品は「泣ける」作品です。 面白さの判断基準としての「感動」 planetarianについてツイッターなどで検索して必ず見つかる言葉が「感動した/泣いた」というものだ。 確かに、映画館に行ってみると場面が暗転した瞬間に鼻をすするオタクの音が響き渡る。…

NTRとは言わないで―ネトラレミノル 感想

――― そんな名前だから叩かれるんだ。 広告の被害者か、あるいは・・・・・・ ―――ネトラレミノル

弱い自分と秘めた想い――マブラヴ

過去と現在が折り重なって 一人の人間ができ上がる。その過去と現在に優劣はない。過去があったから現在があることには違いはないが、 過去のために現在があるというわけではない。 その逆もまた然り。過ぎ去る時間の中で、 彼と彼女のたどり着く場所に僕ら…

ドロップフレーム3 疑問点メモ書き

この作品は実にうまいこと出来ているらしい。 かつての私は「漫画ではない方がよい」なんてことを口走っていたようだが、 その言葉は撤回されるべきであると、今は思う。一つ一つの巻で常人が辿りつける場所が決定されており、 その次の巻ではそこを起点にし…

2本目のギャルゲープレイ中のメモ

ギャルゲー遍歴 1作品目「ever17」 状態 :クリア済み(CGおよびセリフの全回収は断念) プレイ:数年前2作品目「never7」 状態 :プレイ中(優夏をクリア) プレイ:現在進行中(16/02/14) 【疑問】「私」としての選択か、「彼」としての選択か 自分の選択が物語…

まなびストレート!SAKRA―終わりの続きの作品―

少し前までは、作品が打ち切られることによって「物語が終わってしまう」なんてことがあったけれど、 最近は「終わったはずの物語の続きが書かれる」ということが増えている。次回作に謎を持ち越す形で終わった物語ではなく、 視聴者の中で物語は終わってい…

ドロップフレーム 2巻 感想

一見すると意味もないような断片たちが 物語を語る上で不可欠な要素となっていることに 見ている方は自然と気づかされていくんだよね。 ――閏之介 謎 1巻でふりまかれた意味もないような断片が 2巻でまとまりをもった「謎」として押し寄せてくる。一つ目の謎…

ドロップフレーム/成家慎一郎 感想

――― 世界を貫くルールは「映画」である。 ―――いつから彼は、「エディター」と呼ばれたのだろうか。 彼女と彼はいつ出会ったのだろうか。 「アドリブ」は救いになるのかな。 なかったことにされるのかな…未読の方は厳禁です。<―――> 世界を貫くルール まだ順…

身に覚えがありすぎる“読書家”あるある バーナード嬢曰く。②

バーナード嬢曰く。: 2 (REXコミックス)作者: 施川ユウキ出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2015/07/27メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る もっと読書に自由を! 身に覚えがありすぎる”読書家あるある”が各雑誌・WEBで、大反響&大叫喚!! …

シンデレラガールズ 15話 感想メモ

メタ 現アイドル事業部門のすべてのプロジェクトを解体し、白紙に戻す。 その後、アイドルを選抜し一つのプロジェクトに纏め、大きな成果を狙うのが目的だ。 これは決定事項だ、追って通達を出す。 ――美城常務(課金額によって)アイドルを選抜し、1つのアニ…

ミサイルとプランクトン 2巻 せめて「普通」であれたなら

「普通」である権利を剥奪された 少年少女の物語。 ◆それでも私は知っている 「知っている」というのは随分と不自由だ。 社会で生きていくうえでも、人間関係のうえでも、「知っている」ことが足枷になる。 「知っている」ということを「足枷」にしてしまう…

セカイではなく、世界を描く  世界征服/至道流星

世界のすべてを書きたい そういって君は人間を切り捨てた ――ねぇ、まさか、この作品が真っ当だなんて思ってるの? ◆あらすじ 「世界征服。私、世界を統べる王になるの!」”人類史上最高の知能指数”を持つ絶世の美女水ノ瀬凛。零細企業の青年社長朝倉陣の会社…

プラスティックメモリーズ 1巻

死に行く私が残せるもの 見送るあなたに残せるもの 彼と私は生きる時間が違う。 彼にとっての1秒は、私にとっての1時間で、 彼にとっては普通の出来事が、私にとっては特別な出来事で、 彼にとっては何度も出来る事が、私にとっては一度しかできないことで、…

シンデレラガールズ 感想 「場」と「人」

私は××。 ◆私の敵 私にとって「シンデレラガールズ」とは敵であった。 765プロとしての「アイドルマスター」は幕を引かれ、消費財としての「シンデレラガールズ」が形成される。 プロデューサーよりも上の立場から通達される無情な宣告。 アイドルとしての彼…

シンデレラガールズ 11話 みくとりーなちゃん

みくとりーなちゃんの話でしたね。 みくのプロ意識に捕らわれすぎていたせいか、普通の話に肩透かしを食らってしまった。 これといった発見もなく11話は終わってしまった。 みくのプロ意識は何の伏線でもなかったのか。 以下感想。 今回はいつも以上に短いで…

シンデレラガールズ 10 にょわー☆

凸レーションのお話。外観だけでなく、年齢も凸ってるんですね。 今回は、新しい発見が多かったのではないかと思っています。 私なんかは話し方でイマイチつかめていなかったきらりの可愛さが印象的でした。しぶりんや蘭子ちゃんのにょわー☆ってした格好に惹…

シンデレラガールズ 9話 感想

今回は特に考えたことはありません。というわけで以下感想。

時間商人―期間限定の不老不死

期待していたのと違ったので投げました ◆異なる時間を生きるということ一番期待していたのが、「異なる時間を生きる」ということであった。生きている時間が違うことによって生じる何かが見たかったのである。 【異なる時間】 周りの人間が同じ時間を共有し…

シンデレラガールズ―神崎蘭子の優しさと可愛さとプロデューサー

やみのま! ◆逃避先の厨二病と憧れ 中二病という事でまっさきに思い浮かぶのが「AURA」である。出来る事なら小説を手に取って欲しいが、ここでは置いておくとしよう。 あの作品で描かれる厨二病は「逃避先としての厨二病」であった。 自分を認めさせる手段を…

生きた証を残しますか?―終わる世界のアルバム

線路は続くよ、どこまでも ◆傷が生まれない距離感 傷つかない距離感っていうのは結構難しい。つまり、ぼっちとして活動できる距離感は難しいわけだ。 人は独りでは生きていけない。これは多分、ぼっちでも共有しているルールみたいなものだと思う。精神的に…

かくして僕は「本質」に逃げ込んだ

「本当」とか「本質」とかそういった目には見えない曖昧なものに何も無い僕は縋りついた。 ◆着飾る事は悪である。 俺は着ているものになんてこだわらない今どき珍しい硬派で他人にどう思われようが好きなものを着る、それが俺という人間だとぬかすか。 ―田中…