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huzai’s blog

「ぼっちの生存戦略」とか「オタクの深化」とかそういうことについて考えています。

情報量はパワーだぜ!

 

養老―そもそも、情報っていうのは間引かないとパワーがない。使えないんですよ。

脳という劇場 p88

 

 

脳という劇場 唯脳論・対話篇

脳という劇場 唯脳論・対話篇

 

 

“沢山の情報を持ってること=強さ”ではないということ。

 

情報というものは「集めろ、集めろ」と言われるけれど、その処理の仕方については学習する機会が少なかった。というよりも意識してこなかったのだと思う。

 

今回は、情報の処理についてみていきたい。(※データ分析など統計的な手法についてではありません)

 

 

◆ちょっと動けば情報は手に入る

私の受験を振り返ると、「○○に受かりたいなら××をしなさい」というのが聞いた人の数だけあった。もちろん、それをすべてこなすことが出来たのなら合格することは容易なのだろう。両親、担任、教師、塾講師などなど様々な人が情報を与えてくれるが、成功を保証するわけではない。

 

あとは就活もそうだろうか。先輩、教授、友達にバイト先などなどいろんな人がアドバイスをくれたりする。「○○はやっておいたほうがいいよ」なんて言ってくれる。

 

加えて、インターネットを使うとその“情報量“は膨大なものに膨れ上がっていく。

 

こんな風に、ちょっと動くだけで“情報量”を増やすことが出来てしまう。

 

 

◆情報の間引きの必要性

現在の時代は幸運なことに少しの努力で膨大な情報を手にすることが出来る、という風に書きました。

そのかき集められた情報の中には、必要な物から必要でない物まであり、その中から必要なものを抽出していく必要があります。

 

つまり、“情報の加工”が必要になるということです。

 

これは、経営学でも言われているものです。

生のままの<情報>はただの数字・数値の羅列にすぎず、それを加工して<データ>にすることで利用できるようにする。そこから、法則性や規則性を見出し<知識>として組織へ還元する。

 

先に引用した「脳という劇場」では、解剖図に関して「写真は何でも写っていますけど、絵は余分な所は省略して書いています」という風に述べている。

 

つまり、目の前にある情報をただただ眺めていてもそこから目的のモノが取り出せるかというとそうでもない。

まず、類型化しデータという形で違いや共通点を明らかにし、見やすい形にしてから使っていかなくてはいけません。

 

◆間引き方

情報は間引いてやらないと使えない。

「インターネットだから信頼できない」「優しい先輩の言うことだから間違いない」なんていった基準で切り捨てるのは良くありません。

 

プロセスとしては以下の通りになります。

 

①情報の収集

手段としては、「人」「書籍」「新聞等」「インターネット」などが挙げられます。

 

この際に特に注意しなくてはならないのがインターネットです。

インターネットで得られる情報の多くはそのまま鵜呑みにするべきものではありません。不特定多数の目が留まる様に「インパクトのあるタイトル」をしようすることや、「ミスリーディングを誘発する記事内容」であることもあります。また、一般的な社会認識よりも偏った認識によるものが少なくありません。そのため、真偽が疑わしい場合は調査をし、分からない場合は保留としておくのが良いでしょう。

 

また、「人」の場合もそのまま鵜呑みにすることは危うい。

就活を例にとってみます。先輩がたが色々な体験談を話して「○○していてよかったよ」ということを耳にすることがあります。しかし、それはあくまでも「先輩の主観」であってそれが正しい情報である裏付けはありません。また正しくとも、それが自分に当て嵌まるかどうかは分かりません。世の中には人生訓が溢れていますが、そのすべてが自分のためになるかどうか分からないのと同じです。誰かの正しいは自分の正しいとは限らない。

 

そうした、情報の真偽や信頼性などを意識しながらも広く情報を集めることを最初にやるべきでしょう。

②情報の分類(データ化)

集めた情報を分類していきます。

目的に応じて、グループ分けや数値化などを行い、使いやすい形へと落とし込んでいく。

またこの際に、重要度で分けておく、というのも効果的です。

③情報の切り捨て

データ化することで、どの情報が必要であるのかが目に見えて分かるようになる。

目的にはそぐわない内容を切り捨てていく。

そうすると、沢山あった情報が切り詰められて、より効果的なものになる。

④情報の利用

実際に情報を利用してみると新しく見えてくることもある。

情報のグループ化や切り捨てを行ったおかげで、「どの部分が効果的であったのか」または、「どの情報が不十分であったのか」といったフィードバックが容易になる。

 

◆終わりに

情報が容易に手に入る世の中だからこそ、使い方には細心の注意を払うべきである。

間違った使い方や、入ってくる情報を鵜呑みにしていては情報社会で辛い思いをするようになるだろう。

また、本やインターネットで簡単に情報が手に入る世の中だからこそ、“人“からしか得られない情報が輝きを見せる。

目の前に広がる情報に埋もれて、大切な情報を見失わないようにしたいものだ。