huzai’s blog

「ぼっちの生存戦略」とか「オタクの深化」とかそういうことについて考えています。

今期のアニメについて

 

 

さて、少し時間もたったし語るべきことを語ろう。

今期のアニメが始まりました。なんか色々な作品がアニメ化していますよね。地元にいたころは、キテレツかキャプ翼かといった作品しかみれていなかったのでとても新鮮です。

今回、こんな風に書いてみたきっかけとしてはいつもと違いアニメに対するモチベーションが低いことに起因しています。昔からそれほど高くなかった、と言われるとどうしようもありませんが。

その理由はどこにあるのか、それを考えながら書いていきたいと思います。

 

◆失われた未来を求めて

Fateの後番組だったので、見始めた作品です。

作画に違和感があるなぁ、というのが一番初めの感想だった。Fateの後だったからかもしれませんが、動きだったり表情がどこかぎこちなく感じられました。2話だったと思うんですけど、そのときの声と表情が合っていなかったのが印象的。

そういった作画の次に気になったのが、ギミックに重視しているなという感覚だった。画面の切り替わりに現れる日時表記、初めの方に出てきたパソコンに向かうキャラクターと研究室を思わせる風景。そういうのが、視聴者側に誤認させるようなギミックが仕掛けられているように思えたんですよね。「ほらほら、時間が出てくるってことはそういうギミックがあるってことですよー、いいですかー?」というように露骨なアピール。ネクストコナンズヒントみたいな。

こういうのを見てしまうと、どうしてもそちら側に興味が移ってしまう。推理小説で言うならば犯人の動機よりもその手法が気になるだけなんですよね。酷い言い方をすると、ランキングの1位が気になっているあの感じ。あの子と主人公の関係性とか、それを応援する人とかそういうのに対する興味が薄くなってしまう。

そういうわけで、失われた未来を求めてに関しては、その世界やそこに生きる人物よりも物語を貫くギミックの方が気になっているというのが正直な感想。というよりも記憶に残っているのがそれって感じである。

ギミックに関して言うと「ever17」が思い起こされる。失われた未来を求めてと同様に、物語を貫く“謎“に強い興味が集まる。けれども、各ルートを通じて人々と関わっていくとそのセカイそのものに興味が移る。一人ひとり魅力的なんですよね。背景から行動原理まで・・・つぐみんのことは忘れられない。で、まぁすべての人物と関わっていったその先に、我々を包んでいた”謎“の答えがあるわけです。上手い作り方をしていたなぁと思います。

個人的には、「ever17」と同じように、失われた未来を求めてにもこうしたゲーム故のギミックなんてものがあったのかと思います。日時の変更が強調されているのもその一つ。ただ、アニメの枠に納める際に個々人の世界(背景や歴史、行動原理や心情など)が削り取られているのだろうと、いうのが強い。全ての人物を網羅しながら作品を作ることは叶わないため、いくつかの部分が削られる。そうした作品の外に溢れていった人がこの先どれだけ救われていくのかも関心の一つになります。

<まとめ>

現状では気になるのは、ギミックだけ。

それ以外に惹かれる要素が今のところは見当たらない。

こういうのも好きなんで、楽しみです。

 

◆グリザイアの果実

青いザリガニはこうやって出来るのか。

これもエロゲー原作だそうですね。エロフラッシュ民からするとよく分かりません。

今のところはなんとも言えない作品だ。現在は2話までやったのだろうか、これから先に繋がっていく物語の下準備がなされているという感じだ。

主人公には“闇”の部分をチラつかせながら、学校の異質さや、そこに通う人物の特殊性なんかがチラチラと描かれる。

そうなんだよね。今のところは背景をチラチラ見せつけるだけで、肝心の中身(人物の核)はまだなーんも見えていないわけです。まるでパンチラだ。(注:パンツは見えます)パンチラと違うのはそれほど気にならないという事だけ。

何か付け加えるとしたら、あまねちゃんがエロ可愛いということだろう。グラマラスなナイスボディーにとって付けたような姉属性。素足が良いよね!主人公に対してからかうような態度も素敵です。もし、からかっていないとすると恋とかなんだとかすっ飛ばしていて怖いけれども。

ただ、もしゲームの方から始めていたらカッターナイフの子が好きになっていただろうなと思います。なんとなくでしかないんですけど、そんな気がします。

全体的にキャラクターが可愛い気がします。テンプレ金髪ツンデレ委員長なんて久しぶりにみましたし。

<まとめ>

キャラクターが可愛い。

これから先に期待しています。

 

大図書館の羊飼い

しおみはっぴーぷろじぇくと。僕も入信しなきゃ!

空き缶がいっぱい落ちてる学校なんですね。とっても魅力的です!

僕にもスマイルください!

 

なんとなーく、ふわふわーと進んでふわーって感じで終わりそうな気がします。感想を聞かれると「んっ、んあー」ってなりそう。今のところ見ている理由が白崎ちゃんしかないんだよなー。音叉の人は可愛かった。

現在の感想としては「ツアーで巡る観光」って感じ。京都の目ぼしいところを抑えておきました、ってこと。京都を知っている人からすれば「あぁ、あれか」となるけれど、京都童貞からすると「おっ、おおー?」ってぐらいなんです。与えられる情報が不十分なまま物語が進んでいて、終わってみると京都ってなんだっけ、ってなりそう。要所要所はまわっているから苦情は来ないけれど、そこに意味は無い。

 

気になることがあるとするなら、主人公の筧が白崎に何を求めているのか、ということだろうか。彼のスタンスは他人を気にせず本を読んでいたい、という感じがしたけれども、2話では白崎に関わっていく姿勢を見せていた。白崎の在り方はキレイだから惹かれている、というだけではない気がする。筧は白崎に何を見たのだろうか。このことで、絶対どこかでケンカするだろ。

 

雰囲気は好きなので、楽しみに待ちます。

 

<まとめ>

まだ始まったばかりなのに、こういうのもアレだけど「おしい」気がする。

中途半端なままゴールしないことを祈る。

 

ログホライズン

2話までみて感じたのは、自分の中で惰性になったなということだった。

一期のときはその設定や世界観、キャラクターの在り様に惹かれていたけれども、今はそうでも無くなっていた。

面白くないわけではない。この面白さはこの作品じゃなくてもいい、って感じがする。もし打ち切りになったとしても、まぁいいかと思えてしまう。この感覚はWEB小説で多かった。打ち切りが基本であるWEB小説(なろうなど)を読んでいた時に途中で飽きてしまうことが多かった。見たかったものじゃなくなったというか・・・まぁ、ようは飽きただけなんだ。

 

fate stay/night UBW

このルートに関しては一度劇場化されているので、結末に関しては知っている、といってよいでしょう。そのため、アーチャーが何の英霊なのかとかそういった謎は私の中にはありません。

私の関心は、あの戦いが、あのアーチャーが、士郎が、どのように描かれるのか、ということに執着しています。記憶との違いを確かめるように観ています。

先を知っているからこその楽しみ方ができるのは今期では、この作品だけだなぁと思います。

<まとめ>

この作品に関しては、自分の中である程度の位置づけがなされているので、士郎の在り方や遠坂の在り方に想いを馳せることも少ない。

あるのは、彼らの闘いをただ目に納めておきたい、というところだろう。

 

◆天体のメソッド

嘘とはいわないが、誤解で成り立っている関係性がどう壊れるのか楽しみ。

綺麗な風景には誤魔化されないぞ!

 

天体のメソッドという割に、天体の話が出てこない。今のままだと、円盤のメソッドになる。なんかすごい売れそう!

 

WIXOSS

あきらっきーがあきらぶりーになって帰ってきました。

WIXOSSのルールが分からないので、バトルシーンの駆け引きの類はよく分かりませんが、ストーリーが面白いんですよね。

雪のように事実が染み込んでいって、その横ではまた新しい謎が渦巻いていく。

前回では、大多数を救うことのできる答えが間違ったものとして取り扱われた。おそらく、今回は違う答えが見出さられるのだと思う。

黒幕はこちらの価値基準の及ばない存在なのだろうか。

 

どんな答えを導き出すのか楽しみである。

 

<まとめ>

あきらぶりー

 

◆四月は君の嘘

原作を持っているため、演奏シーンが楽しみである。

あの風景をどう描ききるのだろうか。

 

公園での演奏を見る限り、期待ができる。

彼のピアノを心待ちにしている。

 

◆終わりに

この感想を書いていた時に思っていたのが、眉村卓さんの言葉である。

 

つまりは、自分が話やゲームの中に居て生きたり死んだり、また演じたりしているのではなく、観客であり見物人の立場を楽しんでいるのである。

 

アニメに対するモチベーションが低いのも、自分がお客さんになっているからなのだと思う。

新しく始まった作品の多くの中に私はまだいない。始まったばかりだから仕方のないことかもしれないが、以前に比べて少ないなぁと思う。

いくつかの作品にはそれに近いものを感じているので、それを確かめていきたい。

 

――今期が終わるころにはどうなっているのだろうか。