プラスティックメモリーズ 7話 彼らはどこにいる?
地球か、国か、街か、あるいは・・・
■ワンダラーはなかったことに
過剰な戦闘力、極太レーザー、あれらとは無縁の世界が広がる。
現状を見ていると、ああいう大枠としての世界を描く必要があったのか、と思う。
別にそんなことはしなくてよかったようにしか思えない。
別に、何かのテストじゃないんだ。
彼女にとって「不必要な定理」は省いてしまえばよかったのに。
■ターミナルサービス
ターミナルサービスという「仕事」にスポットが当たったのは何時だろう。
外側の事象を内側に引きずり込むやり方、はよくある話である。
だが、外側が軽んじられすぎているような気がしてならない。
内側のために用意された存在、なんていうとどこぞの誰かが出てきそうですね。
■アイラはワンダラーになれるのか
アイラのスペックは逓減していた、と記憶している。
彼女なら「ワンダラー」になっても危険ではないのではないか、と思う。
とゆーか、彼女のスペックが逓減している理由は何なのだろうか。
「人類未到産物」なのかしらん。それだとターミナルサービスにいる理由が分からんな。
■回収先
そういえば、「回収先」については明言されていなかったように思う。
ギフティアは「回収」された後に、どうなるのだろうか。
時間を過ぎても「過剰な戦力」に成り得る彼女たちは、ただ捨てられるだけなのか。
「心」が問題ならば、ソレを壊してしまえばいい。
「パーツ」が問題ならば、ソレを削げ変えてしまえばいい。
スペック自体に問題がないのならば、ソレが表に出さえしなければ、
何の問題にもならないだろう。
■積み重ねるには遅すぎた
もし、12話でなかったならば、もっとスマートに纏まっていたのだろうか。
今のままだと、無駄に広げられたか、無駄に縮められたようにしか思えない。
■もうすぐでダメになる。
アイラに残された時間は後1ヵ月ほどらしい。
だが、それよりも先に私の興味が薄れ始めてきている。
このまま進んだとしても「嘘」としか思えない。
作品として死んでしまっているんだ。
手のひらをクルリと返したくなる展開を切に望む。