huzai’s blog

「ぼっちの生存戦略」とか「オタクの深化」とかそういうことについて考えています。

最近のアニメは二本立て

 

「×」じゃないと始まらない


◆「萌え+燃え」
そんなアニメは誰も望んじゃいない。

最近のアニメはこういうタイプが増えている気がしてならない。
要素と要素をくっつけただけで、どちらもが独立して混じりあうことがない。
それゆえに、まとまりのない印象を与える。

プラメモがまさにそれです。
「萌え+SF」であって、「萌え×SF」では決してない。

要素が混じりあわないから、作品として空虚になる。

そういう作品をみると、とても悲しい気分になる。
いくらでも良くなる瞬間はあったのに、そうなれなかったから。

1つ前だと、艦これだろうか。
色々な要素が「+」でつなげられたせいで、何も生まれ得なかった。


もちろん、欲をいうならばそれらの要素を組み合わせて一つの作品にしてほしかった。
だが、あんな風になるのなら「どれか一つを描いた」のでもよかったはずだ。

まぁ、そんなことをいうのは無責任なはなしか。

 

◆アイデアだけの一発屋
面白い組み合わせを思いつくものの、
「掛け合わせる」ことができずに2~3巻で人気が無くなる漫画が最近多い。


ケータイ小説の領域で起こっていたことが現実ですら起こるようになってきている。

「ファンタジー×最強」「ファンタジー×最弱」「ファンタジー×知略」
「ファンタジー×制限」「ファンタジー×一般人」

上記はケータイ小説の潮流である。
ファンタジーに最強の人物を載せる事から始まり、最強の能力が出尽くすと、最弱に蔵代わりし、
そこから知略系でカッコつけ、制限内での最強を演じ、一般人として関わることを描く。


何が言いたいのかというと、
「世界の上に一つの要素を載せているだけである」ということだ。

そういう作品は「目新しい」ゆえに、一時的に評価が高まる。
しかしそれも少しの間であり、少しすると観る方も書く方もいなくなる。


昔書いた「エロ・グロ・ナンセンス」に近いものがある。
とりあえず、世界の上に要素を乗っけておけばいいや、的なの。

漫画でも似たような感じですよね。
最近のブームは「■×ご飯」なんでしょうか。
■には、可愛い子だったりダンジョンだったりが入ったりして。

そういう感じなの。

 


◆眼鏡があればいいのではない。
属性は女の子の中に同居させなくてはいけない。
とってつけたように眼鏡を掛けさせれば、それで完成なわけがないだろう。


そんなものは、「とりあえず殴っておけばツンデレになる」ぐらいの暴論だ。


キャラクターで一度過ちを犯しておきながら、
今度は作品の世界で同じ過ちを犯そうとしている。


そんな偽物しかない世界は壊れてしまえばいい。