huzai’s blog

「ぼっちの生存戦略」とか「オタクの深化」とかそういうことについて考えています。

2019年7月15日 意識の無意識化

テーマ

①意識の無意識化とは?

②狂わなければ本物ではない。

③一発で足りなければ十の弾丸を用意すればいい。

 


 この世で成功するために必要なことは、意識的に行っている動作を無意識のレベルに落とし込むことである。一連の動作に意識が介入している限り、境界の向こう側の世界の内容を持ち帰ることはできないし、意識に足を取られて現実に埋もれることになる。考えるな、感じろ。感じるために、考える必要がないくらいに落とし込め、という話だ。そうすることでしか本物の領域には辿り着けない・・・・・・と私は思っている。少なくとも、能力・・・・・・いや、才能という言葉を使うべきか。才能のない人間に必要なのは狂ったような努力だけだ。天才が一呼吸の内に済ませてしまう内容を、一呼吸の内に済ませられるように気の遠くなるほどの反復練習を通じて自身の身体にしみこませる。頭じゃない。身体に、だ。そうすることによって、ようやく人並みの能力をてにいれられて、その先にある光に触れることができるようになる。凡才に必要なのは狂いだ。

 


 凡才に必要なのは狂いである。言い換えれば、狂わなければ本物には到達できない。天才並みの努力ではもちろん、人並みの努力でも到底足りず、狂人じみた努力だけが凡才には必要である。では、狂人になるために必要なのはなにか?劣等種である凡人にはそういう定義すらも必要なのだ。何かしらの正しい選択肢にすがることでしか生きられないような凡人には。狂うために必要なモノはただ一つである。それは、「信仰」であり、日本人になじみ深い言葉に言い換えるならば「憧れ」である。その上で重要なのは「心の底から祈ることができる対象であること」だ。空虚な心で祈っているばかりでは何も得られるモノはない。あるいは、「悪意」でもいい。心の底からぶつけられる感情があるのであれば、どんな感情だって構わない。ただ、できるだけすぐに触れられるものであり、かつ手の届かない場所にいることが望ましい。そう、一番良いのは「死者」か「2次元」だ。彼らは常に理想たり得る。裏切るのはいつだって現実だが、空想になって、物理的に手の届かないところにいってしまえば、その祈り/呪いは永遠になる。その感情を胸に閉じ込めて現実と戦えば、どこかに向かうだけの推進力にはなってくれる。狂うだけの原動力にはなってくれる。もちろん、いつかはその信仰を捨てる日が来るかもしれないが、その頃にはきっと何かがつかめているはずだ。

 では、自身が凡人であることを理解し、狂うのに足りるべき対象を見つけた人間は何をすればよいのだろうか、という話になる。もちろん、狂うといってもこんにゃくでお尻を叩く必要は無い。ただ、その方向に向けて反復練習を繰り返すだけだ。

 


1発で足りないのならば、10の弾丸を撃ち込んでやればいい。

 


 打ち込む数が少ないから撃墜されるだけの話である、と考える。EASYモードの敵はすぐにやられてくれるが、HARDモードの敵はすぐにはやられてくれはしない。人によって難易度が異なるのだから、十分な数を打ち込まなければ成果は得られない。ただ、それだけの話だと思うしかない。そうしなければどこにも進めやしないのだから。

 

 一方で、試行回数だけが全てではないのは事実である。膨大な試行回数で体力をつけることも重要であるが、それ以上に大切なのは結果を分析することである。なぜ、そういう結果になったのかを考えなければなにも生まれない。何も得られない。分析のないまま進めようとすると本当に膨大な試行回数が必要になる。素人が分析できる内容なんてものはたかがしれているが、それでもやらないよりはやった方がいいのは確かだ。そうしなければ、死よりも辛い地獄に陥る。どこにも到達できない。終わりがない終わりに・・・・・・

 

 この世の地獄は劣化することにある。

 これが最後の言葉である。負のスパイラルとは、劣化→成長(回復)→放置→劣化(回復)・・・・・・といったように、劣化から元のレベル(あるいはそれ以下)に戻ることを成長と捉えて永遠に無能の領域に留まることを意味している。人体は使わなければ劣化するので、何もしなければ少しずつ身体は腐っていき、気がついた時にはどこにも到達できなくなっている。1ページ前の自分より強くなることもあれば、10数ページ前の自分よりも劣化していることだってある。それが人間だ。だから、年齢なんて関係ない。素敵な金利じゃないんだ。歳を重ねることで得られるものなんて何もない。どれだけの経験値を得られたのか、それだけが人生の全てだ。

 

 劣化する人生に彩りを与えるために。

 信仰の対象になることだけが世界を救う唯一の術なんだ。

 

メモ

・自分のことは自分が救わないとダメですよ?

・無名の芸術家でも、その芸術的向上心において、芸術的良心において、決して天才の士に劣っているわけはないのだ。彼らの欠点はただひとつである。それは彼らの天分が、どんなに磨きを掛けても輝かない鉛か銅であることだ。(無名作家の日記)

のび太くんたちには地球が故郷なんだよ

・それは誰にも分からない。ただ、彼女にとっての最後の試練、革命という名の決闘が、今始まるんだ。(ウテナ)

・夢を見るってそういうことだもん。デュアルだってそうでしょう?(ガラスの花と壊れた世界)