クリエイターと一般人の境界線
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彼らは境界線を越えているのか
彼らは境界線を越えさせられたのか
あるいは、誰かに境界を弄られた?
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*あるべき境界はなくなり、すべては人へ還りゆく
近頃、クリエイターと一般人の境界が曖昧になってきている。
遠くにいたと思っていたクリエイターが近場まで下りてきていて、
近くにいたと思っていた消費豚はクリエイターの領域に上っていた。
人類は皆消費豚であり、クリエイターは神である。
そんな時代は終わりを告げ、クリエイターも人間も人になった。
ただの人になってしまったんだ。
*クリエイターの世界が落ちてくる
最近の様子を見ていると、頭上にあったクリエイターの世界が
我々のすぐ頭上まで落ちてきている、という印象を受ける。
エロゲーがアニメ化される
ライトノベルが脚光を浴びる
WEB小説がメディア化される
これまで日陰にあったコンテンツが太陽の下に引きずり出した。
卵の殻を破壊して中にいる雛を引きずり出した。
クリエイターの世界が落ちてくる。
*結論
作り手と読み手が完全に区分されない世界になった。