huzai’s blog

「ぼっちの生存戦略」とか「オタクの深化」とかそういうことについて考えています。

冴えない彼女 9話 主人公

 

彼は誰だ

 

コンテンツ
◆私は主人公が嫌いだ


倫也君は切られた側でした。
切られた側の視聴者様方はえりりが嫌いになったのだろうか。
ぼっちは切る、切られる以前なので関係ないです。

 ◆私は主人公が嫌いだ

この作品の嫌い要素がようやくわかった。

【主人公が嫌い】

周りの人間に対して主人公に対する私的好感度が低すぎる。

もちろん、好感度UPのポイントはいくつかあるだろうさ。
行動力があるとか、見た目が問題ないとか、オタク度とかそういったの。

けれど、私は彼が嫌いだ。
理由は多分【自分本位に生きているから】だと思っている。

言い換えると、【他人の状況を考えないから】ではないか。

普通ならば言わない、言えない台詞を平然と他人に突き付ける。
本来そういう姿はカッコいいものであるはずだ。私自身もそういう人は憧れる。
けれど、彼に関して言うならば、どうしてそれを突き付けてしまえるのかが分からない。

【言葉に足るだけの主人公が見いだせていない】

言葉と主人公がちぐはぐなせいで違和感から抜け出せない。
言っていることは正しいのだろうけれど、どうしてそれが届いているのかが分からない。

事実を突きつけるにしてもそれにふさわしいだけの過程と人物が必要であるはずだ。
僕らが過程を欠いて真実らしきことを述べる人を「意識高い系」と馬鹿にするように、
過程や手続きを欠いた人間は揶揄される。

……こんな風に書いているが、作中の彼女たちからすればふざけるなって話なんだろうな。

【何も知らない私は彼を批判することができない】

倫理くんの良さってなんだろ。
それが分からないから嫌いなのか、嫌いだから分からないのか。
どっちなんだろうな。

 

【分からない=間違っている】

行動できる人間は大抵『好き』に分類されてきた。

行動力っていうのは私に欠けている要素でもあるからだ。

それ故に、彼を『嫌う』という感情が出てきたことが意外だった。

この感情は嘘ではない。

が、こんな感じで終わらせたくない。

 

後の話を観てから結論を出す。

 

◆弱さと弱さのぶつかり合い

あの感情のぶつけ合いは良かった。

倫也のことを理解したわけではないが、アレは必要だったと思う。

 

【仲直りしないまま仲直りした】

 

連れ戻すだけなら、優しさで包み込んでしまえばよかった。

けど、それではダメだったのだろうな。