維持は退化だ、退化は死だ。
僕らの時計は止まったままで
過去に支えられて現在があり、現在があるから未来がある。
小学生の私の上に中学生の私があり、その上に高校生、大学生、社会人と続いていく。
そんなふうに、私達の人生を一本の道に例えてしまうと、未来はどんどん先細りしていく。
人生の基礎となる「過去」がダメな人間ほど、そのうえに建てられるものもおのずと決まる。
狂ったように過去の想い出を語るようになってしまったら、
そこが彼の終着点。ここから先は行き止まりです。
終わった人間だけが過去をつらつらと語り続ける。