【感想】魔法少女育成計画 1話 夢と魔法の世界へようこそ!
少女らしい幻想的な夢に包まれた魔法少女達の物語。
きゅうべぇみたいなハム太郎が出てくるところから物語は始まり、
少女たちが運命の螺旋に巻き込まれる様を描いていくような気がしている。
■概要
魔法少女の目撃情報と共に広がる「魔法少女育成計画」というゲーム。
噂によると魔法少女育成計画を遊んでいると何万人かに一人が魔法少女になれるとのことらしい。
清く正しく美しい魔法少女に憧れる中学二年生――姫河小雪――は、
ゲームを遊んでいると、ファヴというマスコットキャラクターから本当の魔法少女に任命される。
そうして、彼女はこの街に住む魔法少女達との物語が始まったのである・・・・・・
しょっぱなからダークファンタジー
【魔法少女には悲劇が似合う。】
開幕から血の海をみせつける辺りに、「この物語はダークファンタジーです」っていう明るい魔法少女の話ではなくて暗い、夜の魔法少女のお話ですよーって自己紹介をする。魔法少女の悲劇を始めに魅せることで、彼女達の日常が「ニセモノ」であることが視聴者の中で決定づけられる。
我々は何気ない日常の中で膨らみ続ける爆弾がどこにあるのかと、その爆弾はいつ爆発するのだろうかと、我々視聴者は緊迫感を持って見せ続けられることになる。
つまり、きゅうべぇが言っていた「少女の希望が絶望に転換する瞬間」を我々は今か今かと待ち続けることになるのだ。
それは我々を彼女達の立場から切り離し、「観客(≒視聴者)」の立場に貶め、少女達の悲劇を楽しむ下種な人間にする。
あのカットを最初に持ってきたのはそういう意図があるのではないかと思う。
ラピュセルちゃんについて
【女はいいよな、魔法少女になれるから】
彼女が化粧が濃いイメージだったのは彼女が男だったからなのだ・・・・・・
男性の考える女性像としての肉体(≒おっぱい)を望んでおきながらそれだけでは自分に対する自信が持てないので、
他の魔法少女には見られない『化粧』という概念を持ち込み、造られた少女らしさを演出している・・・・・・気がする。
これからについて
【この地域の魔法使いを減らすことにしたぽん】
最初に『魔法使いは足りないぽん』とか言っておきながらこの仕打ちである。
まさに畜生である。
多分、魔法少女同士で戦うことになるんでしょうね。
魔法少女を倒すのが一番効率よくキャンディーを集める方法とか、PK(プレイヤーキル)的な話として。